STAFFのおすすめ VOL.10
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メディシンボトルとはその名の通り、医薬品や化学薬品を保管するためのガラス容器です。

ブロカントやアンティークのものは、ぽってりとした厚みのあるハンドメイドのガラスでつくられていることが多いです。また、アンバー色やストライプの模様、歪みや気泡などがあり、ひとつずつ異なった様相をしています。

実際に使用されていたものは、ラベルの剝がれ具合や変色した感じ、ラベルに書かれた文字の美しさなどがそれぞれの個性を生み出します。

デッドストックとして保管されていたものでも、保存状態によりそれぞれ違った表情を愛でることができますよ。

そんな趣のある古いボトルには、切り花やドライフラワーを少しだけ飾るのがお勧めです。

複数の種類の花を飾ってしまうと、どうしても花の方に目がいってしまいがちになります。あくまで主役はボトルとなるように、花は1種類でシンプルに飾ることで、ボトルの魅力がより一層引き立ち洗練された飾り方に見えるでしょう。

メディシンボトルは、最近インテリア雑貨として人気があり、新品で販売されているものも多く見かけますね。

新しくシンプルなメディシンボトルは存在感をあまり主張しないため、ドライフラワーのアレンジなど少し華やかなものが似合うでしょう。切り花を飾るのであれば、ブーケ風に多くの種類の花を合わせると素敵です。

メディシンボトルは、ガラスやコルクでつくられた蓋がついていることも大きな特徴です。

蓋で閉じることができるため、様々なドライの木の実を入れたり、ドライフラワーのアレンジを封じ込めたりして飾っても素敵です。

また、蓋があることで湿度を保つことができるため、テラリウムの容器として使うこともおすすめですよ。
取った蓋を瓶の足元に置いておくだけでも、ディスプレイのポイントとして映えてくれます。

是非ディスプレイの幅が広がるメディシンボトルをお部屋に飾って、雰囲気ある植物との暮らしを楽しんでみてくださいね。

writer:Tomomi Sasaki