2026.05.04
日本からおよそ4,000km離れたタイ北部の町、チェンマイ。山あいの自然に囲まれ、ゆったりとした空気が流れるその土地で、garageオリジナルのスツールを作りました。
飛行機を乗り継ぎ、さらに山道を進んだ先で出会った風景は、どこか懐かしくもあり、同時に圧倒的でもありました。生い茂る木々は日本で見るものよりもひと回りもふた回りも大きく、自然の力強さをそのまま感じさせる景色でした。
スツールの素材には、チェンマイで広く植樹されているネムノキを使用しています。買い付けのなかでバイヤーが出会った素朴な椅子を原点に、素材の魅力を活かしながら、garageらしいシンプルな佇まいへと再構成しました。軽やかさと適度な強度を持ち合わせた素材の魅力を最大限に活かして、現地の職人が一点ずつ手作業で製作をしています。
工業製品のような均一さや完璧な直線はありません。わずかな歪みや節、木目の個体差もあります。けれどもそれこそが、自然素材を用いる意味であり、手仕事ならではの風合いです。触れたときに伝わるやわらかな質感と 、使 い 続 け るう ち に 深 まっ て い く色 合 い 。新しさとどこか懐かしさが同居するタイの空気
感が、そのまま宿っているようにも感じられるスツール。

素朴でありながら、お部屋の隅に置いたとき の 佇 ま い は 力 強 く 、ど ん な イ ン テ リ ア に も 不思議と調和します。特におすすめしたいのは、やはり植物と暮らす空間での活用です。お気に 入 り の 鉢 を 乗 せ る 台 として 使 え ば 、空 間 に心地よい高低差が生まれ、葉の広がりや樹形をより美しく引き立ててくれます。また、ソファの 傍 ら で サ イド テ ー ブ ル として 使 え ば 、日 常 の何気ないひとときにも木のぬくもりが寄り添 っ て く れ ま す 。使 い 方 を 限 定 し な い シ ン プ ルな設計だからこそ、暮らしの変化に合わせて役割を変えながら、長く使い続けられる道具として重宝します。