植物のおはなし VOL.12
  • COLUMN

9月に入り、暦のうえではもう秋ですね。朝夕の風や虫の声に、季節の移ろいを感じます。
お外で過ごしやすくなる秋は、春と並んでガーデニングにぴったりのシーズンです。店頭に並ぶ植物も、ブロンズやパープルなどシックな色のものが多くなりました。

秋におすすめしたいのが、グラス類の植栽です。イネ科やカヤツリグサ科に分類される植物たちのことで、細長く繊細な葉やふさふさした穂がお庭を飾るように彩るのでオーナメンタルグラスとも呼ばれます。
ほかの植物と混植することで、野趣溢れる自然の美しさを再現してくれますよ。ワイルドなオージープランツやユーカリなどともとても相性が良いです。

なかでもパンパスグラスは、グラスの代表格です。たっぷりとした箒のような穂が特徴で、穂のない時期でも1~3mにもなる存在感ある姿がアクセントとなりお庭を引き締めます。
切り花やドライにしても素敵です。2、3本、大きめのベースやブロカントの器に飾るだけで様になり、お部屋の雰囲気ががらりと変わります。

一方ペニセタムは、子猫のしっぽのような小ぶりの穂が愛らしいイネ科の植物です。お花が少ない晩夏から秋の時期に、群生した穂がお庭を賑やかにしてくれます。年間を通じてカラーリーフとしても重宝する存在です。

細長い葉や穂が秋風に揺れる様子は、眺めているだけで心がゆったりとしてくるものです。
グラスを取り入れて、お庭をオータムカラーにシフトしてみませんか。

writer:Tsugumi Majima