植物のおはなし VOL.6
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観葉植物とは、おもに亜熱帯地域を原産とする樹木のこと。
例えばもっともポピュラーな観葉植物のひとつであるパキラは中南米原産で、本来は樹高20mほどにもなる大型の樹木です。

こちらはgarage名古屋店で販売中の中型パキラ。樹高約1.5m、幹の最も太い部分の直径は約20cm。太い主幹から天高く伸びていく幹は細身ながらも力強く伸びています。
主幹である根元付近の幹肌は、何かで傷ついたような痕跡があります。しかし、それも長い時間をかけて自力で治癒し、象皮のようなザラリとした野性的な風合いで、自然の中で鍛えられた植物ならではの妖しい美しさを感じさせます。

他方、街なかやお店でよく見かけるパキラは、数本の苗を編み込んで育てられた編み込みパキラ。その印象からか、それを本来のパキラの姿と勘違いしている人も多いようです。

好みが分かれるところではありますが、私たちgarageが好きなのは、野趣あふれる自然に近い観葉植物。厳しい自然環境の中で育てられ、太陽や土、雨によって形作られた植物たちには、そこにしかない美しさがあります。

自然の恵みを受けて育った植物だからこそ、私たちが暮らすお部屋の中で普段は得られない自然を感じることができ、またそれがインテリアと調和していくことで暮らしの中に潤いを与えてくれるのではないでしょうか。

なんだかちょっと大仰なお話になってしまいましたが、これからも私たちは植物と真摯に向き合い対話しながら、garageらしい『Living with plants』なライフスタイルを提案していきたいと思います。

garage名古屋店の野性的なエバーフレッシュ

writer:Ryo Yoshida