植物のおはなし VOL.17
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鉢植えで植物を育てていると、植え替えの時期がやってきます。
植え替えのサインはいくつかあり、鉢底や土の表面などの様子で見極められます。

鉢底の穴から根が出てきている・植物が大きく成長し鉢とのバランスが悪い・子株がたくさん出ていて鉢内で窮屈そう・根が鉢全体にいっぱいで水をあげても土に水が染みこんでいかない、などの状態は、植え替えに適したタイミングといえます。
前回の植え替えから大体2,3年位経つ頃に、再度植え替えが必要かどうかよく植物を観察してあげましょう。

植え替えにも種類があります。
根を切って株を分ける株分け、また、鉢のなかでいっぱいになった根を切って元々植えてあった鉢に戻す植え替えは、根を大々的にいじります。
このような根をいじる植え替えにベストな季節は、春暖かくなって気温が安定してくる5月頃です。成長が滞る寒い季節に植え替えをしてしまうと、ダメージを受けた根が復活しないままになり植物が枯れてしまうリスクがあります。

鉢増しといって、根は崩さずそのまま周りに土を増やすような植え替えは、休眠する植物などの例外を除いて通年可能です。
が、できるだけ気温が安定した季節に植え替えしてあげると植物にとって心地良い植え替えとなり、より元気に成長してくれることが期待できます。

よく元気がなさそうなので植え替えが必要では?というご相談を頂きます。
このような時は、根を動かすことで植物により負担がかかってしまいますので、植え替えはおすすめできない状態です。
まずは植物の傷んだ枝葉を取り除き、陽当たりや風通しの良い環境に置き適切な水やりをして養生してあげましょう。再び元気に新芽が芽吹くなどしてきて状態が落ち着いてきたら、根の張り具合に応じてお植え替えを検討してもよいかもしれませんね。

これから暖かくなってきて、植物たちがすくすく育つベストシーズンがやってきます。
園芸の醍醐味のひとつともいえる植え替えを楽しみながら、植物と関わってみてくださいね。

writer:Mari Ohki