STAFFのおすすめ VOL.30
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化粧砂利の砂利は、日本各地また世界各国の河原や野山などで採取される天然のものです。
もともと産地特有の岩石が細かくなっていったもので、それぞれの地質によって色や硬さ、大きさが変わります。

種類によっては庭の敷砂利として使われ、お庭の表土を美しく整えて見せることはもちろん、雑草の繁殖を防ぐ、降雨後のぬかるみができるのを防ぐ、また、砂利の上を歩くと出る音で防犯対策に繋がるといった実用的な効果もあります。

お庭だけでなく、鉢植えの土の表面に仕上げに載せるのもおすすめです。
砂利の色によって、シック・モダン・ポップなどテイストをがらりと変えることができるほか、鉢植えを端正に整った雰囲気にまとめあげてくれます。

鉢の色やかたちから、お好みのものを選んでもおもしろいですよ。
例えば、鉢の色がブラック系の時、白い化粧砂利は反対色のためコントラストがはっきりと出て砂利がより目立ちます。反対に黒やグレーの化粧砂利は同系色のため、トーンが馴染み落ち着いた印象にまとまります。

さらに、鉢植えの化粧砂利は、水やりの際の泥はねや土のへこみを軽減してくれる役割もあります。
また、虫が土中に卵を産みつけにくくなるので、虫の発生を予防する効果もあるといわれています。

多肉植物の砂利仕上げにも、実は深い意味があります。
多肉植物のほとんどが、岩だらけの乾燥した過酷な環境が自生地です。そういった植物は、周りの岩石からミネラルなどを吸収しています。

そう考えると、自生地と似た成分の砂利を敷き本来の環境に近づけてあげることはかなり重要なことです。
植物の本来持つパワーを最大限に引き出してあげることができるとは、化粧砂利ひとつとってもなんとも奥が深いものです。

私が個人的に好きなのは、御浜という伊勢砂利です。
丸くて小さな石の表面は滑らかで、水に濡れた時のつやつやと光り輝く感じは思わず見惚れてしまうほどです。
濡れた砂利が見せるまたひと味違った表情も魅力のひとつ、ぜひお好みを見つけてみてくださいね。

店頭では植物お植え替えの際、表面を化粧砂利で仕上げてお渡しすることもできます。スタッフまでどうぞお気軽にお声がけください。