STAFFのおすすめ VOL.16
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バスケットは、フランスではパニエと呼ばれ、人々の暮らしのなかで親しまれてきました。
用途別にバスケットを使い分けるため、その種類はかなり多く、ワインバスケットやピクニックバスケット、花摘み用や牡蠣拾い用など様々なものがあります。
形も豊富で、定番のカゴ型はもちろん、クロワッサン型やピーナッツ型など個性的な形のものもあります。

蚤の市などで手に入るバスケットは、長く使われてきたものならではの温かみある飴色の風合いが持ち味です。
以前の持ち主が自分好みにペイントした一点物を見つけるのも楽しいですよ。ウィロー(柳)やラタン(藤)などの自然素材を使い、どれもひとつひとつ、人の手から生み出されたものです。

年代物のバスケットは、編み目の汚れや埃が特に気になる場合もあるかと思います。そんな時は、思い切って強めのシャワーをあてて汚れを落とします。それでも取れない場合は、ブラシなどを使って汚れを掻き出し、最後にもう一度シャワーをあてます。
「水をかけても大丈夫?」と思われるかもしれませんが、お外に陰干ししてしっかり乾かせば大丈夫ですよ。

私はキッチンで野菜を入れたり、リビングでいろいろな物の収納に使ったりしています。ベースに生けた生花やドライフラワーを飾っても素敵ですね。
ランドリールームでは洗濯物やタオルを入れるなど、どんな物でもざっくり入れられ、なおかつお洒落に見えるのが大きな魅力ではないでしょうか。

これからの季節、トランク型のバスケットでお出掛けするのもおすすめです。バスケットがあるだけで、なんだか心がうきうき楽しくなってきませんか。

writer:Tomomi Sasaki